有限会社とーく

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サービス業

72 その他専門サービス業

取り組んでいる行動

滋賀県高島市で様々な事業に関わり、市内の方々との対話や地域フィールドワークなどを通じて、地域に暮らす人たちコミュニティづくりに加えて、市外の人たちとの関係づくりを深めることが大切であることに気づき、『高島市における関係人口の充実、ならびに、リビングシフト(暮らしの転換)の実現』といった事業に提案・参画してきました。

プロポーザルで採択を得たうえで、主たる事業者として「高島縁人事業(高島市と市外の人たちをつなぐ関係人口づくり)」、ならびに「リビングシフト事業(暮らしを変えるきっかけを生み出す仕組みづくり)」の企画と運営を、地域の皆さんとともに担わせていただいてます。

ここ数年は、コワーキングスペース「wacca(わっか)」に集い、市民との共同運営で、高島縁人サポーターとして地域団体に協力を依頼してきました。マキノ自然観察倶楽部、結いの里・椋川(むくがわ)、ヴォーリズ今津郵便局の会、みなくちファーム、南深清水FF倶楽部、まるくもくらぶなど、高島縁人の仲間は更に膨らんでいます。

高島縁人事務局の仕事は多岐にわたり、サポーターの継続的な掘り起こしに加えて、地域団体や企業などから情報をえて、様々な媒体を活用して発信しています。例えば、ネット上の仮想空間に高島らしさを織りこんだ交流の場を立ち上げ、SNSグループを活用しています。

これらはすべて、地元の人たちの主体的な参画のおかげです。当社の役割は、自社で提案し自社で実施するのではなく、地域に支えられ、ひいては、地域が自ら動く、そのお手伝いをすることにあります。今後、高島での活動は、「高島縁人事業」から「リビングシフト事業」へと少しずつ力点を移していきますが、この姿勢は変わりません。

私たちは、地震や疫病など大きな厄災のつど、何気ない普段の暮らしの価値を実感してきました。その価値を何とか表現できないか、高島の人たちと探ったときに“ちょっぴり幸せ”という言葉に出会うことができました。
控え目な表現だからこそ深い意味がある。高島やそこにつながる人たちすべてに“ちょっぴり幸せ”の輪が広がっていくことを願い、これからも尽力していきます。

事業を通してどんな世の中にしたいか

お互いがお互いと自然に緩やかにつながっている世の中です。一人っきりでは誰も生きていけない。少子化・高齢化・人口減少が進む地域も、過密で息苦しくなる地域も、互いにつながることで「ちょっぴり幸せ」になる。そんな世の中になればいいなと考えています。

S認証への想い、期待など

時に仕事に追われることも多く、立ち止まって自分たちを見直すきっかけをいただきました。申請の後、しばらくしてから届いた証書に刻まれた「これからも“世のため人のため”」というメッセージを目にしたときは、思わず涙ぐんでしまいました。