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建設業
茅葺屋根工事業
取り組んでいる行動
時代環境や生活様式の変化により、茅葺き屋根の需要は減少してきていますが、現代に合う事業展開で社会課題の解決と茅葺き文化継承の双方を実現させ、この茅葺きを通じた循環の環を構築できればと考えています。このために2011年より地元伏見の市民団体「伏見楽舎」と協働して、宇治川の環境とヨシ原の保全を図るための団体である「伏見のヨシ原,再発見!」プロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトでは、公開シンポジウム講座の開催、地元小学生を対象にしたツバメのねぐら観察会、小・中学校の課外授業としてヨシオブジェ作り体験会の開催など、地元でのヨシ文化普及の啓蒙活動に取り組んできました。また、毎年2月には「ヨシ刈り体験会」、3月には住民参画による「新生ヨシ焼き」と題して、地元行政関係機関の協力のもとヨシ焼き活動を行って自然環境や生態系の保全に取り組んでいます。2016年12月には大阪・滋賀・京都のヨシ関係者を集めた琵琶湖・淀川流域ヨシ原サミットを主催し、地域や立場を超えて参加者58名がヨシ原の未来について考える場を作りました。
この他、茅葺きの新たな需要を創出するためにオーダーメイド型茅葺き「茅の庇」事業を始めました。茅葺きの持つ「癒し」や「懐かしさ」などの価値を提供する商品です。既存の茅葺き屋根の修繕だけでなく、新たな価値創出を図っていくことが茅葺き文化継承に繋がると考えています。