有限会社匠弘堂

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建設業

6 総合工事業

取り組んでいる行動

【社員教育と技術継承で仕事品質のアップ(伝統・教育)】
当社の事業の核となる職人の人間教育と技術向上に日々精進しています。今は亡き師匠の教え「見えない所ほど気配りを」の精神を大切に守ることを使命としながら、社内での技術継承・勉強会に加え、全国青年技能競技会といった技能習練の競技会にも参加。おかげさまで、創業以来品質に関するクレームは0件を継続しています。
【社寺建築や宮大工に触れる機会の提供(伝統・教育)】
学校や民間企業を受け入れての工房視察見学会(オープンファクトリー)を実施。また、建築主側関係者及び各学校、業界、近隣住民に向けての工事中現場の現場見学会も実施しています。
【社寺建築や宮大工に関する情報発信(伝統・教育・働き方)】
2018年より広報部隊を新設。お客様である神社や寺院、将来入社するであろう若者たち、伝統建築に関心を寄せていただいた方などに向け、情報発信を開始しました。とくにInstagramでは、4,600名を超えるフォロワーを獲得。その他にも、自社サイトにおけるインタビュー記事やイベントレポートの発信、地上波テレビ番組への出演も行っています。
【現代の徒弟制度(働き方)】
若い社員の場合「自分がやりたいことはやはりコレではなかった」と気づくケースもあります。当社では、入社後2年間は契約社員としてキャリアをスタートする、現代版の「徒弟制度」を実践。現代の働き方や若者のキャリアに合った制度を導入することにより、正社員登用後のミスマッチによる退社はゼロになり、未経験の若者であっても柔軟に受け入れることができています。
【業界全体の技術向上(伝統・教育)】
同業の社寺建築会社を巻き込んだ若手のための勉強会を実施し、昔ながらの手道具の使い方や規矩術について学ぶ機会を提供。同業の方々と意見交換を行い、匠弘堂の仕事への向き合い方を伝えることで、業界全体の仕事の質が高まっていくことを期待しています。
【国産材の利用促進・石油化学系の材料の削減(環境)】
なるべく国産材を使っていただけるよう、顧客への働きかけを行っています。また石油化学系の材料は将来的にゴミになる可能性が高いため、極力使用しません。社寺建築の修理修繕を通して、大量消費社会ではなく循環型社会の一翼を担いたいと考えています。その他にも当社では、木材生産業者・製材業者とのコラボによる木造建築の素晴らしさの訴求活動に取り組んでいます。

事業を通してどんな世の中にしたいか

生活の中にいつも木があり、古来よりなんでも木で作ってきた私たち日本人。この国で磨かれた社寺建築をルーツとした木造建築技術は、1300年以上の伝統を誇る日本の大切な文化です。匠弘堂は、「伝統的木造建築技術」を駆使し、「木の文化」とも言える日本の文化の伝承と発展に貢献することを企業理念に掲げ日々取り組んでいます。

S認証への想い、期待など

単に良いものを作るだけでなく、「自分たちの仕事が世の中にどう貢献しているのかを可視化し、それを世の中に認知してもらうこと」が、匠弘堂のためにも、社員のためにも必要という意識をもってきました。そういった意味でも、今回のS認証取得は、社員の士気が高まる大変良い機会となりました。今後も日本文化を守りつつ、さらに良い仕事ができるよう社員一丸となって邁進してまいります。