株式会社Halu

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製造業

取り組んでいる行動

「障がい者と健常者の分断」という社会課題解決の手段として、インクルーシブデザインを実践し、ユーザーの「外出したい気持ち」を高めるプロダクトづくりに取り組んでいます。障がい児も健常児もともに使えるプロダクトにより子どもを持つ家族の多彩な外出機会を創出することが、人々の交流を促すと同時に多様性を可視化し、お互いを認め合い支え合う社会づくりにつながると考えています。
子ども向けインクルーシブ・ブランドIKOU(イコウ)を運営し、最初のプロダクトとしてIKOUポータブルチェアを発売。体幹が弱いという身体的チャレンジを抱える子どものニーズをベースに開発し、乳幼児が安定して座ることができる機能を備えた、家の中でも外出先でも利用できる折りたたみ式のキッズチェアです。個人への販売に加え、スポーツ関連施設やレストラン・ホテルなどの商業施設への導入を進め、多様なニーズを持つ子どもたちが自然と混ざり合うインクルーシブな空間の創出にチャレンジしています。
私たちは、「インクルーシブデザインの社会実装の旗振り役」として、自社プロダクトラインアップの拡張・進化とともに広がっていくユーザーネットワーク、蓄積されていくインサイトを強みに、さまざまな企業と協業しながら、移動・衣食住・学びなど、あらゆる領域における「ともにつかえる」プロダクトやサービスの拡張に取り組んでいきます。

※インクルーシブデザイン:高齢者や障がい者など、従来のデザインプロセスでは見逃されがちだった多様な人々のニーズに着目し、当事者とともに創るデザインアプローチのこと。マイノリティの課題を起点に、マジョリティにとっても価値のあるイノベーションを生み出す手法として注目されている。

事業を通してどんな世の中にしたいか

社会の分断を埋めるためには、マイノリティに対するマジョリティの視点が変わることも必要だと私たちは考えています。
身体的マイノリティの体験がきっかけで生まれたプロダクトやサービスが、マジョリティにとっても価値あるものに映ったとき、インクルージョンの意義を双方が感じられる。そんな社会を目指して、ものづくりを軸にしながら発展していきたいと考えています。
「障がい児とその家族の体験、ニーズ」と向き合って学んだことを活かし、今後より広い乳幼児マーケットに訴求できるバリエーションを展開していく予定です。

S認証への想い、期待など

私たちは、<IKOU>というブランドを通して、従来の福祉機器では当たり前とされてきた補助金制度に頼らない価格・流通の刷新にチャレンジします。福祉機器の市場に変革を起こし、身体的マイノリティの選択肢を増やすためには、社会性の高い事業をビジネスとして成立させることが必要だと考えるからです。
 S認証制度によって企業の社会的信用度やイメージが向上し、資金調達や業績などへのプラスの効果が波及することで、社会課題に取り組む企業がビジネスを継続的に成長させていくための追い風になることを期待しています。