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製造業

20 なめし革・同製品・毛皮製造業

取り組んでいる行動

『但馬牛』と『豊岡の鞄』は同じ但馬地域の特産品ですが、それぞれが独立した『商品・製品』として発信されており、また、畜産業界・鞄業界に横の繋がりはありません。これは、畜産業界と鞄業界を有機的に結び付ける企業・人が存在しなかったことと考え、これを解決すべく弊社が関係各所・取引先へこの事業の趣旨を説明し、ご理解いただけるよう交渉を重ねた結果、持続的に但馬産但馬牛の革を使った革製品の生産システムを構築しました。このような取組みの、環境や地域資源の活用といった意義を知ってもらうためにパンフレットは単に鞄の紹介だけにとどまらず、『但馬牛の歴史やうんちく』を紹介しています。
また、革についた染みや傷も余すことなく『但馬牛ブラック』という名称を付け製品化することで、牛の生きた証も残せ、命を頂くことへの感謝に繋げることを目的としています。このサスティナブルな取組は、地産地造(地域産業資源X地元製造)というブランディングに繋がり、地域経済の向上に繋がる新しい資源となると考えており、将来的には地元市民が自慢できる『ご当地商品』となってほしいと願っています。

事業を通してどんな世の中にしたいか

弊社はこれまで地元地場産業の中で閉鎖的な事業をしていましたが今回の新しい企画を進めていく中で人や産業の繋がりが地元の町だけでなく、但馬地域、兵庫県全体と繋がってこれまでに触れてこなかった技術、産業やその思いを知ることができました。この事業を行うことで、環境や社会に貢献し、その活動が周りの人に認知され少しずつ人や地球に優しい世界になればいいなと思います。

S認証への想い、期待など

正直、趣旨は理解しておりますが実際のところS認証の価値が現状ではどのようなものかは実感できていません。ただ、これから社会全体が、その趣旨の方向に動いていく中でまだまだ、末端の個人まではその趣旨は認知されていない。行政や、大手企業はSDGsの取組を声高にアナウンスしていますが、社会全体が末端まで意識と行動を伴うにはもっと周知しないといけないので、S認証のような組織は必要だと思います。