大和被服株式会社

  • 環境
  • 地域 / 社会
  • 働き方 / 雇用
  • 伝統
  • 多様性
  • 教育
  • 医療 / 福祉
  • 健康
  • 貧困
  • 開示 / 説明責任

製造業

11:繊維工業

取り組んでいる行動

当社は西日本を中心に警察や消防の制服を製造販売していますが、岡山市消防局より廃棄される消防服が500着以上あるという現状を聞き、製造して納品したら完了という従来のサイクルに責任を感じました。そこで社内コンペを実施し、20を超えるアイデアから、地域の防災を担う消防士が着用している防火服が再利用され、子どもを守る製品へと変わる意義深さと、使用されている生地の特性を最大限に活かせることから、防災頭巾というアイデアを採用しました。 地域の防災意識向上と、廃棄される消防服の再活用に係る取組を発信することで地域貢献の一助となるべく、岡山市消防局と協働で岡山県内の小学校へ、この防災頭巾100枚を寄付しました。このほか鳥取県東部広域行政管理組合消防局と協働で鳥取県内の養護学校へも15枚を寄付しました。防災頭巾の取組は反響が大きく、昨年度からは防災頭巾だけでなく、トートバッグやレジャーシート等に加工し販売する事業を新たに開始しました。防火服は熱に強く傷が付きにくい『アラミド繊維』を使用した生地が特徴です。その耐久性に着目した製品を開発し、オリジナルブランド『Returbull(リターブル)#守るを繋ぐ』として、自社ECサイトで販売しています。

事業を通してどんな世の中にしたいか

これまで素材の特徴と防犯上の理由から廃棄されてきた消防服のアップサイクルで、貴重な資源の有効活用に加え、国内縫製業に新たな商材を創り出すことを目指しています。

S認証への想い、期待など

同じ価値観を持つ企業同士の集まりを活かした取り組みや、活動の幅の広がりを期待しています。