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農業,林業
トマト生産販売
取り組んでいる行動
農業は植物自体が二酸化炭素を吸収し酸素を排出するため、環境にやさしいと思われますが、実は二酸化炭素を思っている以上に排出しているのが実情です。また、害虫被害を抑制するため、化学薬品を利用することも生態系を守るという観点から、決して環境にやさしいとは言い切れないと常に考えております。その考えは先代社長からの思いでもあり、先代社長が2020年にSDGsの取組みを宣言。第三者事業承継を果たした私にとっては事業の後継だけではなく、環境問題についても事業と同様に先代から引き継いだ絶対に解決していかなければならない課題であると考えております。そして、完全循環型農園を目指し、やり方次第では農園でもゼロカーボンを実現でき、また企業自体のコストダウンにも繋げる事ができ、環境問題の解決、企業のサスティナブルに繋がっていくと考え、事業を通じて解決したいと決意致しました。
また、SDGsは、実践しようとするとコストアップになるイメージがありますが、決してそうではなく、企業の努力・工夫次第でコストダウンに繋がり結果、企業のサスティナブルとなることを知ってもらいたいとの思いもあり、取組んでいます。
・バイオディーゼル燃料をハウスの暖房用燃料に使用⇒家庭で出た使用済み天ぷら油などの廃食油をトマトのハウス内の暖房用燃料として活用。廃食油の回収ステーションを農園の入口に設置し、回収された廃食油は業者により精製された後、バイオディーぜル燃料として利用できない分を弊社が購入し暖房用燃料として利用。本来であれば廃棄される天ぷら油を回収し、ハウス暖房機燃料として再利用し、この暖房機で実ったトマトを消費者に還元するサイクルが生まれ、且つ化石燃料の重油からバイオディーゼル燃料に切り替えることでCO?排出抑制にも繋がる。それらが繋がることにより、消費者・生産者・業者、全てが幸せになる仕組みとなっている。また、バイオディーゼル燃料は、重油と比べて単価が安く、暖房費用の削減にも効果があり、結果、企業のサスティナブルにも繋がっていく。
・CO?貯留・供給装置の導入⇒暖房機の排出ガスから二酸化炭素のみを回収・再利用する装置の導入しトマトの光合成促進に活用
・割れトマトを絵の具として再利用⇒本来であれば廃棄処分の規格外トマト(割れトマト等)を大学生団体へ無償で提供