宮川徳三郎商店

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卸売業・小売業

呉服・服地小売業

取り組んでいる行動

私が常に大切にしていることは、「人やモノの魅力に気づき最後まで伴走すること」です。
職人・クリエイター本人も気付いてなかった魅力やセールスポイントを引き出し紹介する ため、当店内外において多岐にわたりイベントの企画から運営に至るまでプロデュースしてきました。 今までの主な活動内容は、以下の通りです。
①ツナガリナイト:2014年10月より、モノづくりに携わる職人やクリエイターとの出会いを作るため、モノ づくりのための異業種交流会「ツナガリナイト」を企画し実施。延べ7年間で約60回開催し、招いた職人やクリエイター(能楽師、仏師、陶芸家、イラ ストレーター、眼鏡デザイナーなど)は50名を超え、参加者は500名以上にのぼります。                              ②匠Newstandard:2020年には、コロナ禍においてもモノづくりの現場は元気であって欲しいと言う想い から、京都で活動する5名の職人たち(能面師、陶芸家、帽子職人、簾職人、着付け師)に 声をかけ「匠ニュースタンダード 」というユニットを立ち上げ。 逆境の中でも攻め続ける職人たちの姿が、他分野の職人にも勇気付けるきっかけになればと動き出したプロジェクト。クラウドファンディングを立ち上げ目標達成。                                                        ③京都の職人を紹介する youtube番組「すいっちょん の匠にSwitch on」:映像配信により職人の技や人となり(プロセスやストーリー)をPRする活動。 動画は、週2回定期的に配信し、約350本以上の動画を作成。 現在50名以上の職人を紹介し、中には門川京都市長にも出演して頂き、京都の伝統工芸 PR大使として太鼓判を頂きました。                                                       ④その他の活動:プロデュース以外にも私の家業である呉服業をアップデートする為、着物を現代風にアレンジしデニムで制作したブランドを立ち上げました。色落ちしていくデニムの特性が時間の経過を表現できると考え、「saigetsu」というブランド名を付けました。「saigetsu」で工芸・手仕事の作り手を紹介する展示販売会"DIALOGUE"に参加。そのデニム着物に合う角帯ベルト【LOOP】や洋服感覚でベルトではける袴【ハカマックス】も手掛けています。

事業を通してどんな世の中にしたいか

時代に合わせてアップデートしていける世の中にしていきたいです。
特に、縁遠く感じがちな伝統文化や長年引き継がれる習慣は、本質を見極めつつ現代のエッセンスを取り入れ、緩やかに変化していけば、本当に大切にしていることは、この先何十年も引き継がれることでしょう。

S認証への想い、期待など

自分自身が携わる伝統文化や工芸の分野が社会にどのような影響を与えているのかを客観視する良い機会でした。
また、未来の日本を考えた時、デジタル化が進む反面、家族の繋がりや手仕事と言ったアナログ的要素は豊かな生活を送る上で必要不可欠であるとの気づきを強く感じました。