養父織物

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製造業

11 繊維工業

取り組んでいる行動

当社は織物製造工程を自社工場へ内製化することで、従来の分業体制から新たな製織体制への転換に向けて取り組んでいます。生産能力維持と技術承継促進を目的として職人を1ヶ所にまとめて、若手職人には体系的な技術訓練プログラムを用意し、独立稼働できるまでチームで支える仕組みを構築しています。また、一度途絶えてしまった織技術「波筬織(なみおさおり)」を独自に復元・改良し、3年をかけて独自織技法「梭々波織(さざなみおり)」を開発して、受け継いだ技術を守るだけでなく、新たな価値として発展させています。技術継承には長期間就業していただくことが必要となりますが、当社の従業員は女性が多く、女性が安心して長期間就業できる環境を整備するため、産休育休・病休制度や育児短時間勤務制度の導入、有給取得時の理由廃止等を実施しています。更に、伝統技法の承継にAIやデジタル技術の活用も積極的に取組み、ベテランの指導内容やミーティング記録を蓄積させ業務フローの文書化により若手職人が必要な時にいつでも確認・参照できる仕組みを整備しています。

事業を通してどんな世の中にしたいか

西陣織の技術が途絶えることなく、次の世代へ受け継がれていく世の中をつくりたいと考えています。そのためには、担い手が地方で安心して長く働き続けられる環境が欠かせません。職人の手と知恵にAI・デジタル技術を掛け合わせ、伝統産業が若い世代から「選ばれる仕事」となる未来を、丹後の地から実現していきます。

S認証への想い、期待など

申請にあたり、日々当たり前に行ってきた内製化や人材育成、働きやすい職場づくりを「社会課題」という視点で整理し直したことが印象に残っています。自社の取組が伝統の継承や地域雇用といった課題の解決につながっていることが、社員と共有できる大きな財産になりました。伴走いただいたアドバイザーの方にも感謝しています。